6年。

今も続く余震。

6年前の今日3月11日、大きく大きく揺れました。

 

茅ヶ崎は震度5弱。

 

その日naosyaは、休みで自宅にいました。

揺れた瞬間、サっと立ち上がり外の様子を伺いながら、心の中で(うそでしょ?地震なの?)と。

当時、テレビなし生活を送っていたため訳が分からなかったです。

 

今までにない心臓のバクバクの強さを体で感じた時、怖くなりました。

でも、一度でも声に出して「どうしよう。」「怖い。」と言ってしまうと、

一気に不安と恐怖で涙がでそうだったので「フゥ~」と息をはいたのを覚えてます。

東京に勤めに出ている旦那さんは、帰ってくることができず職場での対応に追われ、連絡をし合うこともできませんでした。

 

しかし、地元にいる家族・親戚・友人から電話やメールをもらい、本当に救われました。

そして翌日、電車の運行本数が減りなかなか乗れず、やっと夕方帰ってくることができた旦那さん。

二人とも、やっと緊張から少し解放されました。

 

 

それから、数ヶ月後。

あるクリニックの待合室で、5歳くらいの男の子が立っている私に抱きついてきました。

それから10分程、抱きついたままクルクル。

初対面です。

 

付き添っていたおばあちゃんの「ちょっと、やめなさい」を聞こえない振りの男の子。

すると、「福島からきたの。家族みんな無事で、みんなでこっちへ」と。

 

大人は、気持ちをうまく言葉にして表現できるかも知れないけど、

子どもは、そうはいかなかったりする気がします。

いろんな思いがあって、抱きついてくれたんだなと思います。

 

この入り混じった複雑な気持ちを、経験していない人に伝えるのは難しい。

難しいけど、伝えること、知ることが必要な時は沢山あります。

本人にしかわからないこともある。

あるけど、それに大人も子供も関係ない気がします。

 

被災あわれた皆様、心よりお見舞い申し上げます。